十訓(3);十訓
前稿の十訓の続きをいくつか紹介する。
1.ならぬもの十訓
1. 忘れてならないもの「感謝」
2. 言ってはならないもの愚痴
3. 曲げてはならないものつむじ
4. 起こしてはならないもの短気
5. 叩いてはならないもの人の頭
6. 失ってはならないもの信用
7. 笑ってはならないもの人の落ち度
8. 持ってはならないもの妬み
9. 捨ててはならないもの義理人情
10. 乗ってはならないもの口車
2.心戒十訓 (渡辺博史)
1. 人を大切にする人は、人からも大切にされる
2. 人間関係は、相手の長所とつき合うものだ
3. 人に何をしてもらえるかよりも、自分には何ができるかが大切である
4. 仕事はいわれてするものではなく、捜してするものである
5 .仕事では頭を使え、人間関係では心を使え
6. 挨拶はされるものではなく、するものだ
7. 分かるだけが勉強ではない、できることこそ勉強だ
8. どこを出たかではなく、何ができるかだ
9. 言葉で語るな、心で語れ
10. いい人生はいい準備から始まる
3.十訓抄:十訓の内容
概ねそれぞれの徳目に沿った説話が収められるが、各編の分量は一定しない(最長の第十篇が80話以上を持つ一方、第二篇はわずか5話)。また、徳目自体も伝本によって多少の異同がある。
1. 人に恵を施すべき事
2. 傲慢を離るべき事
3. 人倫を侮らざる事 = 人を馬鹿にしない事
4. 人の上を誡むべき事
5. 朋友を選ぶべき事
6. 忠直を存ずべき事
7. 思慮を専らにすべき事
8. 諸事を堪忍すべき事、もっとよく考えて生きる事
9. 懇望を停むべき事
10. 才芸を庶幾(しょき、心から願う)すべき事
4.「能率10訓」
1. どんな営みをするにもその目的と目標とを明らかにし、まずこれを確立せよ。目的と目標のはっきりしないところには励みが起こらぬ。
2. その目的と目標を達するために、もっとも適合した手段を選んでこれを実行に移せ
3. もしその手段が目的と目標に適合していないと、ムダあるいはムリを生む
4. ヒト・モノ・カネをはじめ時間も空間もこれを十分に活用するように目的のために使え。活用が正しくないとやはりムダまたはムリを 生む
5. ムダとムリとはその性質相反し、世の中にムラを作り出す元になる
6. ムラがひどくなると大事を起こす。常にムダを省きムリを除いてムラを少なくすることに努めよ。これを怠ると社会は不安になる
7. 能率とはムラを減らして全てのヒトとモノとカネとが生かされている状態である
8. すべてのもの(ヒト モノ カネ 時間 空間)を生かすものは生かされ、これを殺すものは殺される
9. 人生一切の営みがこの能率の主旨に基づいて行われなければ、社会は安定せず人類は幸福になれない
10. そのためには個人も家庭も企業その他の団体も、その営みを能率的に運営することが必要である
5.某社の社訓十訓
1. 笑顔と挨拶:笑顔を絶やさず、礼儀礼節を重んじ、最大の誠意と熱意で応えます
2. 瞬発力:時間がないと言い訳をせず、時は金なり、スピードを大切にします
3. 正々堂々:コソコソと隠れた仕事をせず、堂々と人のお役に立てる仕事をします
4. 小さなことからコツコツと:小さな利益を軽んじず、経費を最小限に、永続的発展的な将来の利益を追求します
5. 継続は力なり:一度取組んだら諦めず、継続は力なり、最後までやり遂げます
6. 直向きに:失敗を恐れず、現況から逃げず、自らに厳しさと直向さを求めていきます
7. 感謝と謙虚:自惚れず、周りにいる全ての人に感謝し、いつ何時も謙虚な姿勢で取り組みます
8. 創意・工夫・実行:事業という範疇に拘らず、幅広く知識を身に付け、創意・工夫・実行により自己実現を達成します
9. 技術力:過信せず、プロフェッショナル集団として世界に通用する技術力を身に付けます
10. 夢と希望:熱意をもって考え、明確にできると信じ、自らの夢を実現し、人に夢を与えます
6.渋沢栄一の「夢七訓」
◇ 夢なき者は理想なし
◇ 理想なき者は信念なし
◇ 信念なき者は計画なし
◇ 計画なき者は成果なし
◇ 成果なき者は幸福なし
◇ ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず
骨休めに、十訓ではないが「びっくり罰金/税金十か条」を紹介する。(Webより)
1. 働いたら罰金 ⇒ 所得税
2. 買ったら罰金 ⇒ 消費税
3. 持ったら罰金 ⇒ 固定資産税
4. 乗ったら罰金 ⇒ 自動車税
5. 飲んだら罰金 ⇒ 酒税
6. 吸ったら罰金 ⇒ たばこ税
7. 死んだら罰金 ⇒ 相続税
8. 継いだら罰金 ⇒ 相続税
9. 貰っても罰金 ⇒ 贈与税
10. 生きてる罰金 ⇒ 住民税
働かなければ賞金 ⇒ 生活保護
ドライブで罰金 ⇒ 通行税、ガソリン税
戸籍を持ったら罰金 ⇒ 市町村税
その他にも、身近な税では、 揮発油税、ゴルフ利用税、入湯税、印紙税、関税、軽油取引税、自動車重量税、不動産取得税、自動車取得税、などいろいろある。収入の50%は何らかの税金で国に納めていると言われているが、ある先人は税でなく国に寄付をしていると言っていたが・・・・
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