2017年度 第1回 知財コンサルティングセンター(PCIP)勉強会

テーマ新製品開発リーダーのための「中小ベンチャー企業向け実践的技術経営支援」
講師(一社)技術知財経営支援センター・副代表理事 佐々木 久美 氏
概要売れる新製品づくりを実践するため、持っている技術を最大限に活かすため体系化されたものが技術経営(MOT)であり、これは、独自技術に基づく固有の製品を武器として生き残って行く中小ベンチャー企業でも必要である。
技術を競争の基軸とする企業は、MOTの目的を達成するため、自社に適合した「事業-技術開発-知財」からなる三位一体の技術経営戦略」を問い直し、それを自社にとって最も有利な経営方針と施策に反映させること必要である。

また、ヒット商品の創出を実現するためには、従来の延長線上に無い着想に基づく開発テーマの発掘と新たな要素技術の探索と確立が必須で、それを実現していく手法が「オープン・イノベーション」である。今や大企業でも自前主義を捨て去り、オープン・イノベーションを通じて、外部の研究成果や異業種や中小ベンチャー企業の得意技術を吸い上げ、自社技術と融合して新たな技術革新に繋げる開発手法が主流である。

本勉強会では、日常、中小ベンチャー企業向けの技術コンサルティングや知財業務の現場で苦闘されている技術士や弁理士等の士業専門家と共に、MOT戦略の基本形やオープン・イノベーションの動向を勉強し、如何にして「売れる新製品の開発」を具現化して行くべきか、その実践的手法を探っていった。
会場風景
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