落合克弘
落合克弘

㈳技術知財経営支援センター 理事

特許を手軽に調査したいときに無料の特許調査データベースのJ-Platpat※を利用している方も多いと思います。私もよく使っていますが、一覧表示の内容が貧弱、特許分類とキーワードの検索では自由度が少ない、とかゆいところに手が届かないため、効率的に調査をしたいときには有料のデータベースを使っています。

しかし、J-PlatPatには「え~っ、こんなこともできるの!」という特徴もあり、そのひとつを紹介させていただきます。
J-PlatPatの特許・実用新案検索にて外国特許文献を日本語で検索できる機能です。もちろん、全ての外国文献に対応しているわけではないので「あったらめっけもん」という考えで使っています。

では、どのように利用するかというと、

  1. J-PlatPatのページから「トップページ>特許・実用新案>特許・実用新案検索」へと進みます。
  2. 特許・実用新案検索ページの「種別」の「外国」の「主要5庁」にチェックします。このとき、「WIPO(WO)」のチェックははずします。理由は日本語文献が多量に検索されてしまうからです。
  3. 「国内」と「非特許」のチェックもはずします。
  4. 「テキスト検索対象」は「和文」をチェック。
  5. 「検索キーワード」に自分の調べたいキーワードを入れて「検索」ボタンをクリック。
  6. 表示された「外国文献ヒット件数」の「一覧表示」をクリック。
  7. 一覧で「代表文献番号」をクリックして文献内容を表示します。
  8. ここで「和文抄録」をクリックすると和文による抄録が表示されます。
  9. この画面で「次の文献」をクリックして一覧表示された文献の抄録を順次確認できます。
  10. 原文を確認したいときは「原文イメージ表示」や「原文PDF表示」のタブで原文や図を確認できます。

私は無効資料を調査していたのですが、どうもいい検索ができなかったので「あったらめっけもん」と思ってアメリカとヨーロッパを和文検索しました。機械翻訳ではなく、人手作業による和文抄録は読みやすく内容を理解しやすいものです。
その中で、近いなと思ったら特許明細書のPdfを見て該当しそうか調査しました。残念ながら、該当する文献は見つかりませんでしたが、意外と使いやすいことや、期待していた文献に近いものもありました。

また、原文の特許を読む前に理解の助けにしたいときなど「トップページ>特許・実用新案>外国公報DB」で直接文献番号を入力して和文抄録を読んでいます。

みなさんも一度は試してみてはいかがですか。

※J-PlatPat:特許情報プラットフォーム、独立行政法人工業所有権情報・研修館が運営する特許、実用新案、意匠、商標を無料で検索できるデータベース。

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/